村のエトランジェ (講談社文芸文庫) [ 小沼 丹 ]
講談社文芸文庫 小沼 丹 講談社ムラノエトランジェ オヌマ タン 発行年月:2009年07月10日 予約締切日:2009年07月03日 ページ数:304p サイズ:文庫 ISBN:9784062900546 小沼丹(オヌマタン) 1918・9・9〜1996・11・8。
小説家。
東京生まれ。
1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。
在学中より井伏鱒二を知り師事する。
高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。
日常に材をとりながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。
70年、『懐中時計』で読売文学賞。
75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞。
89年、日本芸術院会員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 紅い花/汽船/バルセロナの書盗/白い機影/登仙譚/白孔雀のいるホテル/ニコデモ/村のエトランジェ 小さな村に疎開してきた美しい姉妹。
ひとりの男をめぐり彼女らの間に起こった恋の波紋と水難事件を、端正な都会的感覚の文章で綴った表題作ほか、空襲下、かつての恋人の姿をキャンバスに写すことで、命をすりへらしていく画家との交流をたどる「白い機影」など、初期作品八篇を収録。
静かな明るさの中に悲哀がただよい、日常の陰影をさりげないユーモアで包む、詩情豊かな独自の世界。
「小沼文学」への導きの一冊。
本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・あ行 文庫 小説・エッセイ
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